西条まつりとは

愛媛県西条市の伊曽乃神社、石岡神社、嘉母神社、飯積神社の秋の例大祭の総称で氏神と氏子のお祭りです。
毎年10月15日・16日に伊曽乃神社の神様がご神輿(しんよ)に乗って氏子を回られます。
氏子はだんじりとみこしを感謝の気持ちに奉納し、神様をお迎えしたり、神様が市中に回られることを知らせます。これは江戸時代から続く由緒あるお祭りです。

西条だんじりの特徴

材質はひのきで、主に日本の歴史的物語である源平合戦や太閤記の武者絵や花鳥の彫刻が施された屋台で西条だんじりは古くから担がれてきました。
そのため彫刻を透かし彫りや比較的軽いひのき材で担ぎやすくする必要があり、高度な技術を必要としました。

西条だんじり彫刻とは

木材をくり抜いて残った部分を彫刻する透かし彫りや、彫刻を重ねた二重彫り、丸彫りを駆使し立体的にかつ軽量して彫刻です。
また彫られた人物や龍などは昼の太陽の光、夜の提灯の灯りによって表情が全く違って見えます。

だんじりは釘を一切使わず楔(くさび)という木の破片で組み立てられており、匠の技が詰まっています。お祭りには躍動感ある奉納が見せ場です。

彫刻師小見出し